子ども向けマウスピース矯正とは
「金属の装置は痛そうでかわいそう」「見た目を気にして、本人が嫌がる」——お子さまの矯正で、金属のワイヤー装置に抵抗を感じる保護者さまが増えています。せっかく治療を始めても、痛みや見た目が理由で続けられなくなってしまっては本末転倒です。
マウスピース矯正は、透明で取り外し可能なマウスピース型装置を使った、お子さま向けの矯正治療です。装置が透明なため近くで見ても目立ちにくく、弱い力で少しずつ歯を動かすため痛みも最小限。金属の装置を嫌がるお子さまでも、ストレスなく治療を続けやすいのが最大の特長です。お子さまに適した治療かどうかのご判断も含めて、鈴蘭台おとなこども歯科・矯正歯科までお気軽にご相談ください。


こんなお子さまにおすすめです
- 金属の装置をつけることに、本人や保護者さまが抵抗を感じている
- 見た目が気になる年頃で、「装置をつけた姿」に抵抗がある
- サッカーや野球など、スポーツをがんばっている
- 吹奏楽部などで管楽器を演奏している
- 「矯正は痛い」と聞いて、治療に踏み切れずにいる
- 矯正中の虫歯や歯みがきのしにくさが心配
マウスピース矯正のメリット
1. 目立たず、痛みが少ない

透明な装置のため、近くで会話をしても気づかれにくく、見た目を気にする年頃のお子さまも周囲の目を気にせず治療を続けられます。写真撮影や学校行事のときも、装置が写り込む心配はほとんどありません。
さらに、弱い力で少しずつ歯を動かす治療のため、ワイヤー矯正に比べて痛みや違和感が少なく抑えられます。「痛くて続けられなかった」という矯正治療でありがちな失敗が起こりにくく、勉強にもいつもどおり集中できます。
2. 取り外せるから、虫歯になりにくい
装置を取り外して、いつもどおり歯みがきができます。固定式の装置のように磨き残しがたまりにくく、矯正中もお口の中を清潔に保てるため、虫歯のリスクを抑えられます。虫歯になりやすいお子さまの時期だからこそ、大きな安心につながります。
食事のときも装置を外すので、給食もおやつもいつもどおり。「装置に食べ物が挟まる」「硬いものが食べられない」といったストレスがなく、ご飯もいつもどおり美味しく食べられます。

3. スポーツも管楽器も、部活を邪魔しない

金属のワイヤーやブラケットを使わない薄いプラスチック製なので、ボールや相手との接触で口の中を切る心配がほとんどありません。ワイヤー矯正でよくある「ブラケットが唇や頬の内側に当たって傷ができる」というトラブルとも無縁で、競技によっては装置を外してプレーすることも可能です。
唇や頬に金具が当たらないため、トランペットやフルートなどの管楽器の演奏にも支障が出にくく、吹奏楽部のお子さまも部活動と矯正を無理なく両立できます。
知っておいてほしい注意点
マウスピース矯正は「1日20時間以上の装着」が治療の前提です。取り外せる自由さは大きなメリットである一方、外したまま過ごす時間が長くなると、歯が計画どおりに動かず治療期間が延びる原因になります。自己管理が難しい年齢のお子さまの場合は、保護者さまのサポートが治療成功のカギになります。装着時間の確保が難しいと判断されるケースでは、無理にマウスピース矯正を選ばず、別の治療法をご提案することもあります。
お子様の年齢や状態に合わせて治療計画をご提案
当院では、お子さまの年齢と歯並びの状態に合わせて複数の矯正メニューをご用意しています。マウスピース矯正が最適な時期かどうかも含めて、診査のうえでご提案します。
| プレオルソ | 顎顔面矯正 | マウスピース矯正(小児) | |
|---|---|---|---|
| 対象年齢 | 3〜7歳ごろ | 5〜8歳ごろ | 7〜12歳前後 |
| 治療の中心 | 悪習癖・筋機能の改善 | 上顎の骨格拡大 | 永久歯の歯列整形 |
| 適したお子さま | 口呼吸・指しゃぶりがある未就学児 | 顎の発育不足がある混合歯列期のお子さま | 前歯と6歳臼歯が生えそろい、顎が成長段階のお子さま |
なぜ子どものうちに始める矯正が効果的なのでしょうか

歯並びを整えるには、まず歯がきちんと収まる「スペース(顔の骨格)」が必要です。4人掛けの椅子に5人で座ろうとすると窮屈なように、スペースが足りないまま歯を並べるのは難しいものです。子どもの時期は、この「椅子を広げる」ように顔の骨の成長を活かしてスペースをつくれる貴重なタイミング。とくに上のあご(上顎)は脳に近いため成長スピードが早く、10歳前後で約8割が完了すると言われています。
この成長が活発な時期に取り組むことで、永久歯(大人の歯)がきれいに並ぶ土台を整えやすく、将来抜歯が必要になるリスクも減らせる可能性が高まります。骨の成長が止まった大人の矯正では、これと同じアプローチは難しくなります。
矯正専門アドバイザーが、お子さまに合う治療をご提案します
当院には毎週金曜日、関西エリアで矯正相談実績500名以上のマウスピース矯正専門アドバイザー・西村健太郎が在籍しています。マウスピース矯正の良い面だけでなく、デメリットや治療の限界も含めて誠実にご説明することを大切にしています。マウスピース矯正がお子さまに適しているかどうかを確かめる場として、まずはご相談にお越しください。
矯正治療を始める前には、全症例でクリンチェック(3Dシミュレーション)を作成します。歯がどのように動くか、どれくらいの期間がかかるかを実際にご覧いただいたうえで、治療を進めるかどうかをご家族でゆっくりご判断いただけます。

よくある質問
Q. 何歳から始められますか?
A. 永久歯がある程度生え揃う10歳前後が一般的な開始時期です。混合歯列期(6〜10歳)にはマウスピース矯正で対応するケースもあります。
Q. 痛みはありますか?
A. 弱い力で少しずつ歯を動かすため、ワイヤー矯正に比べて痛みは少ない治療法です。新しいマウスピースに交換した直後に締めつけられるような感覚が出ることはありますが、数日でおさまるのが一般的です。
Q. 学校に装置をつけて行けますか?
A. 透明な装置のため、近くで見ても目立ちにくい仕様です。学校生活でも違和感なく装着できます。ただし給食や水分補給時は取り外しが必要です。
Q. 部活(スポーツ・吹奏楽)は続けられますか?
A. 続けられます。金属の装置と違い口の中を傷つけにくく、管楽器の演奏にも支障が出にくいのがマウスピース矯正の特長です。競技の内容によっては、練習・試合中のみ外す運用もご相談いただけます。
Q. 装着時間を守れない場合はどうなりますか?
A. 1日20時間以上の装着が前提です。装着時間が短くなると歯の動きが計画通りに進まず、治療期間が延びることがあります。お子さまの自己管理が難しい場合は別の治療法も検討します。
Q. 治療期間はどれくらいですか?
A. お子さまの歯並びの状態によりますが、1〜2年程度が目安です。マウスピース矯正は比較的短期間で終わるケースもあります。